こんにちは。yoko です。
40代の女性で悩まれている方が多い肝斑。
肝斑の予防についてちょこっとお話します。
目次
肝斑とは
30~40代の女性に多いシミの一種
左右対称に現れる淡褐色の色素斑
【原因】
①紫外線
②女性ホルモンの変化
妊娠や出産、ピルの服用、更年期
③慢性的な過刺激
【部位】
頬からこめかみ
前額部
口のまわり
目のふちにはないのが特徴
日常生活の注意点
1.紫外線対策
・紫外線は大敵です。
・肌に負担のかからないものを選ぶ
・低刺激のローションタイプのUVを使う
2.スキンケア
・擦らない、しすぎない、刺激を避ける
・パッテング、ローラー、マッサージは控える
・ピーリング石鹸、スクラブ石鹸は絶対に使わない
・メイクは薄くクレンジングは負担がかからないようにする
・洗顔は泡で赤ちゃんの肌を触るように優しくそっとする
・低刺激で質の高い保湿剤を使う
【洗顔のしかた】
キメの細かい泡をネットを使ってしっかり作る。
洗い流しはぬるま湯で。優しく抑えるように拭く。
3.ストレスためない
・職場、家庭のストレスはホルモンバランスの乱れに影響。
・女性は月経、妊娠、出産、更年期障害がありバランスが崩れやすい。
4.食事
・大豆イソフラボン…納豆、豆乳、きな粉、豆腐、みそ
・ビタミンC…果物
・ビタミンE…ナッツ、うなぎ、アボカド
・ビタミンB6…まぐろ、カツオ、レバー、バナナ
イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きがあります。
治療について
シミ治療の中でも一番治療が難しいと思います。
内服が基本。これが一番大切です。
1.内服薬
・トラネキサム酸…抗炎症作用、抗プラスミン作用
・ビタミンC…美白効果
・ビタミンE…抗酸化作用
トラネキサム酸がメラニンの生成をブロックします(抗プラスミン作用)
場合によっては『桂枝茯苓丸』という血流を良くしてホルモンバランスを調整する漢方薬もおすすめです。
2.外用薬
・ハイドロキノンクリーム
・トラネキサム酸クリーム
・ビタミンC誘導体の化粧品
3.イオン導入
ビタミンCやトラネキサム酸を微弱な電流を用いて、肌の深部まで浸透させる方法。
4.肝斑レーザートーニング
肝斑レーザートーニングは1064nmの波長を用いての弱いパワーで照射する方法。
間隔:1~2週間おき(必ずできる人)
回数:5回1クール
5.フォトフェイシャル
肝斑設定でのマイルドでゆるやかな効果。
ただし、設定を間違えると悪化します。
はじめにしてほしいこと3つ
注意点もいっぱい書きましたが
- 紫外線防止
- 擦らない
- 内服(トラネキサム酸とビタミンC)
肝斑と診断されたら、この3つを最低限してみて下さい。
2ヵ月たっても変わらなければ他の治療も考えます。
わたしのひとりごと
肝斑は鏡をみて自分で判断するのは難しいかも。
・左右対称であること。
・境界線が分かりにくいこと。よくもやーとしてるといいます。
・なぜか目のふちはない。
がポイントです。
レーザートーニングは賛否両論。
絶対してはだめという先生もいます。
また、よくトーニング「だけ」して、良くならないと言ってる人がいます。
肝斑は内服が基本。服用したうえで、レーザーしないとだめですよ。
トーニングの効果は個人差があります。
たいてい2クールは必要。
肝斑レーザーはマイルドなので効果もゆるやか。劇的な変化はありません。
1回目から過度な期待はしてはだめです。
効果を感じられるのは、3・4回目くらいから。何度も言いますが内服が基本。
あとは紫外線防止と擦らないことです。
せっかく受けるなら効果を期待したい。
レーザーの後にイオン導入もされると効果がでやすいです。
参考までに。